ブラスバンド部に入ろうか迷っている人へ
音という表現法を使った芸術、それが音楽。
絵を書くように作曲、アレンジ、ミキシングをするのも面白いし、絵を見るように音楽を聴くのもまた楽しい。
しかし、音楽にはまた違った楽しみ方がある。演奏するということだ。練習をして完璧に自分のものになった時の美しさ。勢いに乗って演奏している時の高揚感。仲間とともに大勢で歓びを分かちあえるアンサンブルの一体感。
音楽は演奏することによってこれらのことを感じ取ることができます。
ロック、ポップ、クラシック、ジャズ・・・
数ある音楽のジャンルの中でブラスの持つ魅力とはなんなのだろうか。
よくブラスは聴くのもいいけど自分達でやるのはもっと楽しい音楽だとされている。声ではない、器楽であることでメロディ、リズム、ベースの調和が重要になってくる。シールドでアンプにつなぐわけではないので常に生音での勝負になる。少人数ではできない。しかも様々な要素を持った楽曲をやる。ブラスではアンサンブルが重視される。
テクノやヒップホップを聴くのも良いけどブラスをやるのもいかがでしょうか。
クラシックで超絶なまでの美しさを持つフルート、ジャズで孤高なまでの渋さをかもし出すサックス、スカで強烈なまでの破裂音をくり出すトランペット。ブラスでの管楽器はこれらすべての魅力を持ち合わせています。
口から息を吹き込むことで音を出す管楽器だからこその音色は演奏者の個性を強くあらわします。時に柔軟、時には情熱的にと様々な変化がつけられ、その時のプレイヤーの心情を映す鏡でもあるのです。
手や棒で何かをたたいているだけ、単純簡単つまらなそうに見える打楽器(パーカッション)も実はとても奥が深い楽器です。スネアドラム(小太鼓)、ドラムス、ティンパニ、シロフォン(木琴)、ボンゴ、タンバリンと他にも様々なものがあり、それぞれが奥の深い世界となっています。
これらすべての楽器を身につけることができるのがブラスバンド部のパーカッションパート。君のやる気次第でどれのスペシャリストにも慣ることができます。
ブラスバンド部員の半分弱は鍵盤楽器、弦楽器が達者です。だからといって楽器の経験が必要なわけではありません。音感は管・打楽器をやることでつちかわれていきますし、中低音の楽器や打楽器をやる時は読譜能力もあまり役には立ちません。
先程もいった通り部員の半分以上は特に他のクラシック楽器ができるわけではありません。したがって何か他に楽器ができることは部内でステータスにもなりません。
ただし管・打楽器をやっていた場合(小学校で吹奏楽クラブだった・マリンバを習っていたことがある・お母さんにクラリネットを習っている等)、そのスキルはとても役立つものとなります。
学園内の他の部と比較してブラスバンド部の魅力とはどんなところにあるのでしょうか。
当部は運動部ではないので雨で練習が中止されることや休みの日に大会に行かなくてはならないことなどはありません。また、研究系の部でもないので栄光祭では研究発表ではなく演奏会を開きます。
当部の利点としては体育祭や各種式典等で全校に向けて発表する機会が多いので、クラスメイトから羨望のまなざしで見られる、かもしれないこと。
そして当部は上下の人間関係に厳しくなく、退部をなかなか認められなくて幽霊部員になるようなことはないということです。(もっともそんな人はめったにいませんが)
また、当部では朝練・昼練は自由で強制はされません。
当部の部員数は吹奏楽部の中では多少少ない人数と言えます。人数がそのまま音量に比例するアコースティックにおいて、これはあまり利点とは言えません。
さらに栄光学園では部活動が原則週2回と定められているため、練習量の不足にも悩まされています。
しかし、当部は昔から生徒主体の部活動が基本となっており、部長先生も「必要な時だけ手を貸す」という姿勢をとっておられるので、生徒にとっては大変自由度の高い部活動となっています。